仕事の醍醐味を感じながら
最前線に立ち続ける
巨大なインフラを動かす「論理のパズル」に魅せられて。数億円規模の案件を牽引し、関西拠点のパイオニアとして描く未来
私たちの生活を支える目に見えない基盤、ネットワーク。その広大な経路を解き、何万もの人々の通信を繋ぐ。そんな第一線で数億円規模のプロジェクトを率いているのが、今回お話を伺ったAさんです。
扱う案件数は、多い時で50件。マルチタスクをこなし、現場から厚い信頼を寄せられるまでには、技術への好奇心と地道に積み上げた信頼関係がありました。
現在は、大阪でのリモートワークをベースに働きながら、最新技術の社会実装に挑んでいます。今まで歩んできたキャリアやネットワークエンジニアの醍醐味、そして今後の展望を伺いました。
大阪電気通信大学を卒業後、2015年に新卒入社したSES企業でインフラエンジニアとしてキャリアをスタート。大規模運用保守経験を経て、より実戦的な環境を求めてインゲート(現クラウドワークスコンサルティング)へ転職。現在は約10名を率いるリーダーとして、データセンターや大規模ネットワーク設計・構築を主導。2022年からは関西拠点の先駆けとして、プロジェクト拡大にも尽力している。
家族の課題解決からエンジニアへ。1社目での葛藤を経て見つけた「自分を試せる場所」
──まずはエンジニアに興味を持った原点を教えてください。
きっかけを辿ると、家族全員がデジタルに疎かったことにあります。テレビやパソコンを買い換えるたびに、どれが良いのか、どう設定するのかと頭を抱えていたんです。その様子を見ていて、いつか自分が解決してあげたいと思ったのが最初の一歩でした。
そこから、中学、高校と技術の授業を通じてパソコンの面白さを知り、大学も情報学部へ進みました。IT知識を幅広く学ぶ環境でしたが、特定の言語に固執せず、ハードからソフトまでを学ぶスタイルだったからこそ、裏側のロジックを理解していく過程に面白さを感じていましたね。
──新卒入社されたSES企業は、どのような業務を担当されていたのですか?
外資系の大手SIerに常駐し、多様な業種のインフラ運用保守に携わりました。システムの変更依頼への対応やリプレイスを主に担い、既存の環境を安定して動かし続けることがミッションでした。
特徴的だったのは案件の数です。普通は一人のエンジニアが一つの現場に集中するものですが、私は一人で7つのアカウントを同時に抱えていました。稼働時間を月160時間として、「この案件は2割こちらは3割」といった具合にスケジュールを割り振ってマルチタスクでこなしていく。この自己管理の習慣は今の自分にも繋がっています。若手が通る道としては標準的な業務でしたが、複数業界を同時に担当できた経験は大きかったですね。
ただ、次第にもっと実戦の場で自分の力を試したいという思いが強くなり、そんな時にクラウドワークスコンサルティングの前身にあたるインゲートに在籍していた知人から声をかけてもらったのが転機になりました。
現場での信頼が新しい挑戦を呼ぶ。個人の役割を組織の成果へ繋げ、取引拡大のチャンスを広げていく
──入社されてからの、担当業務の変遷を教えてください。
最初の2年は前職同様にSES形式で、お客様先でネットワーク全般を担当しており、金融機関や製造業など日本の社会基盤を支えるような案件が中心でしたね。
その後、社内で「請負・受託のチームを作っていこう」という動きが本格化し、そのメンバーとして戻ることになりました。当初、常駐先のお客様からは「手放したくない」というありがたいお言葉もいただき、直接的な実務の量は調整しつつも、これまでの信頼を活かして引き続き元のプロジェクトにも関わり続けることになりました。
──変わらずお付き合いが続いているのは、素晴らしいですね。顧客と向き合う上で意識していることはありますか?
ビジネスライクな関係を超えた、人と人としての繋がりを何より大切にしています。その中でも特に、「とっつきやすさ」と「信頼」。これらを両立させることが、仕事の土台になると感じています。技術力があるのは大前提ですが、お客様と同じ目線に立って話し、その場の空気に馴染むことを心がけてきました。
特にその姿勢が問われるのはトラブルが起きたときです。想定外の事態が起きても、迅速に、そして誠実に対応する。こうした温度感のあるやり取りを積み重ねることで、対等なパートナーとしてのリスペクトが生まれると感じています。
──そうした現場での信頼は、社内の営業担当の方との連携にも活きているそうですね。
そうかもしれません。営業メンバーからは、「Aさんは新しいアカウントを切り拓くパイオニアだ」とよく言われます(笑)。難易度の高い初動案件に私を指名してくれることが多いのですが、そこでしっかり信頼を勝ち取ることで、営業も次のステップに進みやすくなるんです。
──次のステップとは、具体的にどのようなことでしょうか?
現場で安心感を与えることで、営業担当がお客様に対して「さらに別のエンジニアも追加しましょう」や「この業務範囲もまるごと請け負わせてください」といった、チーム拡大や取引拡大の提案を自信を持って行えるようになるんです。
私が現場で信頼を得て、そこに営業が新しいチャンスを繋いでいく。そんな連携がうまく機能しているのかなと思います。
想定通りに通信が流れる瞬間の快感。大規模ネットワークのパズルを解き明かす醍醐味
──Aさんが感じる、ネットワークエンジニアという仕事の面白さはどこにありますか。
「自分で描いた設計図をもとに機器を組み上げ、狙い通りに通信が流れた瞬間の手応え」に面白さを感じます。
例えば、複雑な要件を読み解き、パケットをどこに通し、障害が起きたらどこへ迂回させるか。そうした経路を組み立てていく作業を、私はよく「パズルを解いている感覚」に近いと言っていますが、この瞬間は何度経験しても鳥肌が立つほど面白いですね。
また、当社はクライアントによって全国各地に拠点があるため、地方の現場へ出張する機会も多いんです。実際に現地へ赴き、自分の手でネットワークを組み上げていく作業はエンジニアとしての醍醐味の一つです。余談ですが、個人的にはちょっとした「プチ旅行気分」も楽しんでいます(笑)。
──なるほど、ネットワークエンジニアならではの楽しみですね。現在は、非常に大規模な案件を手がけられていると伺いました。
予算規模で言えば数億円、スイッチの台数なら100台前後を扱うようなエンタープライズ領域の設計や構築がメインです。データセンターの基幹ネットワークなど、半年から1年という長いスパンで取り組むものも多いです。
アクティブな顧客数で言えば3件ほどですが、その他で動いている細かいプロジェクトを合わせれば、多い時は50件以上を担当しています。
──50件以上の並行管理を維持する秘訣はありますか?
「トラブルをトラブルのままにしない」ということかもしれません。前職も含め、過去に多くの現場を経験してきたおかげで、予兆を察知して先回りする感覚が養われました。構築後のテストで一点のエラーも出ず、お客様から「完璧に終わった」と驚かれることも、次の仕事への原動力になっていますね。
大阪拠点のパイオニアとして。最新技術を追い続け、技術の力で組織の地盤を固めていく
──現在は、地元の関西に拠点を移されているそうですね。
2022年に「地元へ帰りたい」と会社に伝えました。当時はまだ大阪拠点が正式になかったので退職も覚悟していましたが、「今のパフォーマンスを維持できるならリモートで継続してほしい」と引き止めていただきました。
その際、自分一人で稼ぎ出す数字や働き方の条件を提示し、納得してもらった上で移住を実現しました。現在はフルリモートをベースに必要に応じて東京へ出張するスタイルです。
──ご自身の意思で、会社にとっての新しい働き方を切り拓かれたのですね。
経営層との距離が近く、意思決定が速い当社のカルチャーがあったからこそだと思います。一般的に、働き方の大きな変更やキャリアチェンジに伴う案件の異動などは、大手企業であれば調整に時間がかかります。
しかし当社では、社長や上司に対して「こういう働き方がしたい」「こういう挑戦がしたい」という想いを届けることができます。エンジニア側の提案を頭ごなしに否定するのではなく、どうすれば実現できるかを一緒に考え、納得感ある条件を提示すれば「やってみよう」と背中を押してくれる。この懐の深さは、うちならではじゃないでしょうか。
──風土がとても伝わります。現在の大阪での活動は、どのようなフェーズにありますか。
大阪拠点の正式な立ち上げが決まり、営業担当も加わっていよいよ関西でのアカウント拡大が本格化しています。
既存のお客様からは高い期待をいただいていますが、現在はそれに応えるための「人」が関西エリアで足りていません。この繋がりをさらに大きく広げていくためには、新しい仲間の力が必要です。
──今後のキャリア展望についてお聞かせください。
管理職に特化するよりも、現場に立ち続けたいという欲求が強いです。AI活用やIOWNといった新しいトレンドが次々と現れています。それらに触れ、実装していく喜びをこれからも追い続けたいですね。
また、会社の制度作りに対しても、「こうすれば自社の強みになる」という提案をしていきたいですね。組織が大きくなっても、自分たちの手で会社を良くしていける手応えを感じながら働きたいです。
──最後に、これから入社を検討している方へメッセージをお願いします。
もし、今の環境で「もっと上流に関わりたい」「技術を大規模案件で試したい」と燻っているなら、クラウドワークスコンサルティングはこれ以上ないほど手応えを感じられる環境だと思います。
休日はしっかり休み、仕事ではパズルを解くように熱狂する。そんなメリハリのある環境で、共に新しいインフラの形を創りませんか?